漁業補償金問題について
2017年も残るところわずかとなりましたが、今年も祝島は原発建設をめぐる漁業補償金問題で大変な年となりました。その経緯につき、みんな海の会の発起人の一人である山秋さんが詳細なレポートを書いてくれましたので、こちらに紹介いたします。ぜひご一読ください。
https://wan.or.jp/general/category/shiome
それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。
みんなの海の会
湯浅正恵・纐纈あや・山秋真
2015年
8月
03日
月
カンパをお寄せいただいた皆様へ
私たちは2014年6月に漁協組合の赤字補填のための緊急キャンペーンを立ち上げ、1ヶ月後には、みなさまのご協力で無事に目標を達成することができました。
思いがけないことにその後も「みんなの海の会」の口座にお振り込みいただき、今年も66人の皆様からの544,006円のカンパ金をお届けしました。詳しくは、HP内の応援金の報告をご覧ください。http://bit.ly/1Hnhbxk
今後はわたしたちも一支援者として島民の会を支えて行くつもりでおります。島民の会ではカンパを随時、受け付けておられます。
郵便振替 加入者名:祝島島民の会(イワイシマトウミンノカイ)
口座番号:01390-4-67782
今後のお気持ちは、上記の口座にご送付ください。
みんなの海の会
湯浅正恵・纐纈あや・山秋真
2014年
10月
18日
土
「祝島関連記事」にリンクを追加しました。
「祝島関連記事」に、カンパキャンペーンについて、経緯もふくめ記載したコラムへのリンクを追加しました。ぜひこちらをご覧ください。
「みんなの海じゃ。金では売らん!」
― 32年目の祝島がピンチです
瀬戸内海に浮かぶハート形の島、祝島。
島民の9割が、人生を賭け世代を超えて、上関の原発計画を拒みつづけています。その闘いが、東電の原発事故後、今なお正念場です。
海は売っちょらん!
祝島の漁師さんは、中国電力からの10億8千万円の漁業補償金の受けとりを拒みつづけてきました。漁師さんの明確な意思表示です。このことが原発計画を止める切り札となってきました。けれど今、祝島の漁師さんが追いつめられています。
祝島支店の2013年度の赤字は約1,000万円。
高齢化•過疎化が進み、水揚げは減り、魚価は低迷。山口県漁協により作られた構造的な赤字も加わり、県漁協祝島支店(旧祝島漁協)の運営は破綻寸前です。数年前から、この赤字を組合員が個人で補填しています。年金をつぎ込み、組合員をつづける漁師さんが大半です。議決権のある正組合員の、少なくとも過半数の意思表示がなければ、補償金を拒めないからです。今年はついに個人での赤字負担が20万円近くになることがわかりました。支払い期限は7月の末日。もう祝島の漁師さんたちだけで背負うのは限界です。
みんなの海を私も守る。
私たちのカンパで、志ある漁師さんたちが組合員をつづけ原発を拒みとおすことができます。「補償金を受けとるしかない」と思いつめていた漁師さんの気持ちも変わるかもしれません。ひとりでも多くの漁師さんが補償金を拒めば、漁協の運営改革の議論が可能となります。目標額は500万円。海の日の7月21日、祝島の漁師さんへ届けましょう。
湯浅正恵(広島・上関リンク発起人)
山秋真(『原発をつくらせない人びと』著者)
纐纈あや(映画『祝の島』監督)